スリランカ人と結婚しました



わたしの夫は、スリランカ人です。日本で出会い、出会ってから5年目に結婚しました。

スリランカと言うと、「え?どこ?」という感じだったのが、1年ほど前(2022年)に日本のニュースでスリランカの情勢が危機に陥っている!

などと、騒がれたせいもあり

「あ、破綻した国ね!」とか「破産した国ね!」「債務の罠にハマった国ね!」

といった形で、以前よりも知られるようになったのではないでしょうか。

そんな事で名が知られるのは嫌だ!と言う夫。
そりゃそーだ!

破綻したとか、破産したとか確かに印象は良くない。でも、きっかけが何であれ、スリランカという国があるという事を少しでも知ってもらえたら良いじゃないか!と、わたしは思っています。

実は、わたしも、夫と出会うまではスリランカという国を知りませんでした。

でも、スリランカという国を知ってからは、スリランカの魅力にすっかりハマってしまいました。

スリランカでは、アーユルヴェーダ、セイロンティー世界遺産であるシーギリヤロックが有名ですね。他にも、いろいろとありますが、スリランカには8つもの世界遺産が存在していますし、魅力ある国だと思います。

日本では、スリランカ旅行はさほど人気がないようですが、2010年には、ニューヨークタイムズ誌で「訪れるべき国第一位」に選ばれているんですよ♪

インドの南東のインド洋に浮かぶ島がスリランカ


スリランカは、日本と同じ島国。
自然豊かな国で、フルーツがとっても美味しく食べられるので、わたしはスリランカに行くたびに日本で食べられないフルーツを食べまくっています。
わたしのオススメは、キングココナッツ、ランブータンマンゴスチン

どれもとっても美味しいので、スリランカに行くことがあれば、是非食べてみてくださいね!

キングココナッツに関しては、スリランカの一部の土壌でしか育たないので「奇跡の実」なんて呼ばれているんですよ♪

仏教徒スリランカ




夫は、仏教徒スリランカ人です。

スリランカは、仏教徒70%、ヒンドゥー教徒8%、イスラム教徒7%

誕生日や結婚記念日などは、必ずお寺や神社にお参りに行っています。家には、スリランカで購入したそれほど大きくはないんですけど、石の仏陀が置いてあります。

とは言え、夫は、毎日お祈りするほど熱心な仏教徒ではなく…むしろ、わたしのほうが仏陀の前でお線香あげたり手を合わせています。

仏教徒と言っても、食事制限もありませんし、お祈りをしなきゃいけないって事もないし、何か特別な事をしなければいけないって事もないので、結婚前の生活となんら変わっていません。

神社やお寺には、夫と出会う前から好きでよく行っていたので、そのへんも変わりなく…といった感じです。

そもそも仏陀の教えとはどんなものなのか?と思って、見つけたのがこの本。


読みやすく、オススメです♪

特に心のモヤモヤがある人、悩みがある人にオススメですよ。
いかに自分が、実にどうでも良い事に反応して、無駄な時間を送ってきたのかという事に気付かされた一冊。

仏陀は実は超クール。確かに本当にクールだった!

会話は日本語



夫は、日本語学校専門職大学を卒業していて、国家資格、自動車免許共に日本語で取得しているので、日本語は結構上手に話せます。
 
変なアクセントもないので、友人たちは夫の日本語を聞くと、日本人みたい!すごい!
と、褒めてくれます。

ただ、漢字は苦手なので、難しい書類などはわたしが代わりに目を通したりしないといけません。間違ってはいけない大事な書類は特に!

それがちょっと面倒くさかったりしますね。
日本人男性だったら、そんな事する必要ないので。

日本にいる時はわたしが。スリランカにいる時は夫が。お互い様と言えばそうですが、ただ、日本で生活してるいるから、わたしの方が圧倒的に出番が多い!

…まぁ、でもこればっかりは仕方がありません。それを承知で、国際結婚したのですから。

スリランカ滞在中だけは、夫にめいっぱい頼ってます(笑)


出会い

夫とは、Hello Talkという言語アプリで出会いました。Hello Talkで出会って国際結婚したカップルは結構いるようですね。

きっかけは、夫から声をかけてきてくれて、少しずつ話すようになって、いつの間にか毎日話すようになって…ビデオコールするようになり…

初めは友人として、それから少しずつ異性として意識するようになり交際スタート!

それからは、夫の住むアパートで半同棲
次に、夫の勤務先の近くに新しいアパートを借りて同棲!

で、結婚!

っていう、よくある流れです。

文章にすると短いけど、出会ってから5年目で結婚したので、結婚までの交際期間は長め。平均は、3.6年らしいです。

出会った時、夫はまだ学生でした。勉強とアルバイトで毎日寝る暇もほとんどく、とても忙しくしていました。目の下にいつもクマを作っていたあの時の夫の事を思い出すと、夫よ、あの時は本当によく頑張りましたねと尊敬の念が深まります。

そして、その頑張りもあり資格も取得して学校も無事卒業。就職したかった会社にも内定を頂き、正社員として働きだして、やっといろんな事が落ち着いてきたなぁ〜というところで、わたしの誕生日にプロポーズしてくれました。 



返事はもちろん、迷いなく即答でハイと答えました。

結婚の決め手は、自分のことを大事にしてくれる事、何か問題があってもきちんと向きあってくれる事、誠実だという事、というのは勿論のことですが

家事を積極的にしてくれること!

というのも、わたしの中で結婚の大きな決め手となりました。

恋愛してるうちは、気付かない事かもしれないけど、結婚して夫婦になるなら、これは本当に大事です。

夫の場合、奥さんを手伝ってあげなくちゃ!という感じでしているのではなくて、
男性も家事をするのはフツウの事と思っているらしく、積極的に動いてくれています。

それって最高です。

やってよ!といちいち言わなくてもやってくれますし、やる、やらないで揉めてウンザリする事もありません。

どうやって夫に家事参加を促すか?とか、そんな煩わしい事も考えなくて済みます。子供相手ならそれも苦にならないけど、大の大人の男性に家事をさせるためだけに、わたしは、あれこれ考えたくないというのが正直な気持ちです。

過去にそういう経験をして嫌な思いをしたからこそ、特にそう思います。

スリランカ人男性皆が、積極的に家事をやるというわけではありません。日本人男性でも、家事をやる人やらない人がいるように、夫がたまたま家事をするスリランカ人だったというだけです。

日本人にいろんな人がいるように、スリランカ人にも色々な人がいますからね。

結婚生活



お互いに、相手が外国人だという事を忘れてしまうほど、なんの違和感も感じることなく過ごしています。

国際結婚って、お互いに生まれた国も文化も違うので、価値観や食も違って大変と聞いた事もありましたが、わたしの場合は、あまり大変だと思った事はありません。

さきほどもお話ししたように、漢字が得意ではないので、書類に目を通してあげなきゃいけなかったり説明しなきゃいけないので、大変な事が全くないとは言えませんが、他に何かあるかなぁ?と考えても、国際結婚だからという理由で特別に大変な思いはしていないなぁと思います。

今のところないだけで、もしかしたら今後何か出てくるかもしれませんが。

スリランカのフライドライス

夫は日本食が大好きなので、毎日ほぼ和食です。スリランカカレーを毎日食べて育った夫は、日本の食べ物に感激。どれもこれも美味しいと言って食べてくれます。うどんもそばも、納豆も豆腐も、味噌汁も鍋も何でも食べますよ〜!

日本のカレーは、よく食べるけどスリランカカレーは、数ヶ月に一度食べるくらいですね。

完璧にとはいきませんが、スリランカ人の嫁という事で、スリランカカレーも一応作れます。

作ってないとすぐレシピ忘れちゃうんで、時々レシピを頼りにしながらですが。


国際結婚と聞くと、日本の生活スタイルと違うんだろうなと思われる方も多いのですが、わたしたち夫婦の場合は、日本の一般的な家庭となんら変わらないかなと思います。

それはきっと、夫が日本の生活スタイルにどっぷりハマってくれているからでしょう。

そういう訳で、国際結婚した!とか、外国人と結婚した!という感覚が、わたしにはあまりないんですよね。

せっかく国際結婚したのなら、刺激がほしいって思う方からすると、うちはあまりにも普通すぎて面白みのない夫婦かもしれませんが(笑)

そういえば、夫は、スリランカ滞在中にわたしが外国人扱いされたときに「あ、そういえばあなた外国人だったね」なんて言っていたことがありました。


お互いに母国も違うし、顔も肌の色だって全然違う。それでも、ずっと一緒にいると、国籍とか外国人だとか関係なくなっていくようです。

子なしですし、平凡ではありますが、保護猫とそれなりに幸せに暮らしております。
 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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